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バーゼルから 気の向くままに

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初秋の故郷 (続)

美味しいトンカツを食して
母と外に出ると
ポツ ポツ !?
あらあら、と急ぎ足でホテルに向かう内に
本格的に降り出した。057.gif
慌てて、コンビニに飛び込んで
ビニール傘を購入。

というわけで、翌金曜日も雨。
予定してた高尾山薬王院行きを
どうしようかと躊躇したが、
せっかくなので強行。

負け惜しみではないが
静かな高尾山を堪能できた。
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浄心門

霧雨に煙る参道は、
雰囲気がありすぎて
気丈な二人組も
ちょっとビビり気味

男坂と女坂があるとは
つゆ知らず
男坂の百八の石段を
一つ一つ煩悩の数を踏みしめながら上った。
初秋の故郷 (続)_b0245488_02093973.jpg
仁王門より御本堂

御本堂で護摩木をお願いし、
授与品を選んでいると
次の御護摩祈祷の修行に
参加させていただけるとのこと。

実は
今年春に母が
私の為に御護摩札を頼んでいたのだが
知り合いに不幸があったので
護摩祈祷の日には、
薬王院に受け取りに行けず
御札のみが手元に届いていた


有難く
他の方々とご一緒に
本堂内に入って
正座して待つこと5分。
太鼓の音が堂内に響き渡り、終わると同時に
遠くから法螺貝の音が
次第に近づいてきた。
すると、たくさんの山内僧侶職衆が大導師と共に現れ
お護摩の厳修が始まった。

僧侶の唱える低音のお経と
法螺貝と太鼓の音が混じり合い
壮大な響きとなる
お護摩焚きは、
何度経験しても良いものだ。
自分が真言宗であることを
誇りに思う時間である。

やがて
響きは静かになり
お護摩焚きも終わりに近づいて、
ふと我に帰ると
自分がジーンズを履いて
参加していたことを思い出した。008.gif
(脚を締め付けるジーンズは正座には、一番悪いのです)
ハイ、左様であります。
足の感覚がまるでありません。
他の方々は、立ち上がって
堂内を案内されております。
ようやく立ち上がることができ、
まだまだしびれている足を叱咤しながら
皆様の後をヨチヨチと続き
最後に小さなお守りを頂いて
ヨチヨチ歩きが、シズシズ歩きに変化した頃に
御本堂を後にした。

その後は、
清々しい気持ちで
足取りも軽く
母と下山。
初秋の故郷 (続)_b0245488_05260829.jpg
無理をしても
行って良かったと思う
高尾山行 であった。




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by akimimiyazaki | 2015-10-24 05:32 | 日本